望遠鏡

2020年6月16日 (火)

ノートPCの熱対策 (外付けファン)これはイイ!

私のように、ノートPCで撮像から画像処理まで1台で運用していると、

夏場になると困ったことが起こります。

 

ノートPCの発熱による処理速度の低下です。

 

特に、スタッキングソフトで合成処理するときには、

CPUやメモリはフル稼働なので、みるみる温度が上がり、

一定温度を超えると、PC自身が処理速度を落として温度を下げようとします。

ですから、スッタキングの処理時間は3~4倍の時間を要することもしょっちゅうでした。

いそがしい出勤前の朝の貴重な時間が取られます。

 

これまでは、冷蔵庫のひえひえ枕とかをPCの下に敷くなど、乱暴なことをやってきましたが、

結露も心配でなんとかならぬものかと思ってきました。

 

そこで、ネットをめぐっていろいろ探していたら、これは?とおもうものをポチりました。

 

Dsc_0201

OPOLAR LC06吸引式ノートPC冷却ファン

 

これ、とても良いです。

なにより冷却効果が抜群で、夏の暑い部屋の中でもノートPC表面が熱くなりません。

当然、処理速度も最高を維持してくれます。

しかも小型で、持ち運びも楽。

久々に良いものをゲットしました。

2020年5月31日 (日)

惑星撮影システム2020

基本構成はそれほど変わっていませんが、ちょこちょこと改良していますので紹介します。

 

①基本構成

Dsc_0083

望遠鏡:口径190㎜ 焦点距離1600㎜ ニュートン式反射(自作鏡 1990年)

架台:高橋製作所システム160赤道儀(J型)

どちらも 20 30年来の相棒です。

今はない大阪のNTK(日本特殊光機)の自作用パーツで組んだものです。

鏡筒はアルミ製なので意外に軽く、鏡筒だけを室内に保管して架台はカバーをかけています。

 

②カメラと拡大光学系

Dsc_0084_20200531231701

カメラ:ZWO ASI385MC カラーCMOSカメラ

拡大光学系:Nikon CFIUW10x(顕微鏡用アイピース)

今年の大きな変更点です。昨年まではテレビューのPowermate5xを用いていましたが、

古典的な正の光学系に切り替えました。いまのところ取得された画像の質が向上したのかは

分かりませんが、最良のシーイング下でどうなるかに期待しています。

T2(42mm P0.75mm)リングの長さで拡大率を変更可能なのがまずは利点です。

大気色分散補正プリズム:ZWO ADC

全長が長いのが欠点ですが、非常に軽いので接眼部への負担は少ないです。

接眼部への固定は強固なBaader ClikLock Eyepiece Clamp 1.25"

自作のフォーカサーをつけています。

 

③駆動系

Dsc_0085

モータードライブ:高橋製作所 PD-8 XY 高速で振動がないので具合が良いです。

 

④ファン

Dsc_0086

Panasonic ASFN10371  DCファンモータ □120×25t(ASFN1)

定格12vですが、DC可変電源サンハヤト実験用直流電源DK-911 1.5/3/3.3/5/6/9/12/15V
で風量を変えられます。結構強力で、基本は撮影中も弱めに回しています。

 

⑤PCと観測台

Dsc_0089

PC:Panasonic CF-SX3 ノートPCです。1TBのSSDと16GBのメモリに増強しています。

撮像から画像処理までこれ1台で賄っています。

低い脚立の上に園芸用のバットを結束バンドで取り付けて、

PC,モータードライブと自作電動フォーカサーのコントローラーを載せています。

とても安価(バットは300円以下)な観測机です。

 

⑥視界

Dsc_0090

電線と電信柱だらけです(泣)。

惑星がなるべくかからないところを探して望遠鏡を移動します。

年を追うごとに電線が増えているような気がします(怒)。

 





  

 

2020年1月30日 (木)

正の拡大光学系に戻る計画

昨年末からある秘策を企てています。

 

惑星の拡大撮影に今までテレビューの5xパワーメイトにお世話になってきました。

サイエンティフィックエクスプローラーのものと比べれば明らかに軸上色収差も少なく、

安定した画像を得てきました。ありがとうございました。

いわゆるバーロー系(負の光学系;凹レンズ系)の定番です。

 

今シーズンは正の光学系にしてみようと思います。

 

ニコンの顕微鏡用のアイピースを拡大光学系をヤフオクで入手したので、

これを活用してみようとするものです。

入手したのは25㎜の10倍の広角系の接眼です。

 

これをパワーメイトと同様の取り扱いができるようにできるか、

というのが、今回のテーマです。

 

 

2019年10月21日 (月)

GPSを利用したノートPCの正確な時刻合わせ

晴れません。 ので、プチ工作ネタです。

惑星撮像においても、撮影時刻を正確に記録することは重要です。

月惑星研究会では誤差10秒以内を推奨しています。

 

撮像用PCの時刻をできるだけ正確に保つ方法はいろいろあります。

①電話の117を聞きながら、アナログで手で修正する。

②windowsのインターネット時刻を利用する。(たとえばJST CLOCK

③自前のGPSユニットをPCに接続して、そこから時刻合わせをする。

 

今回は③をやってみました。

用意するもの

①GPSユニット(秋月電子通商)

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-09991/

② ①とPCをつなげるUSBシリアル変換モジュール(秋月電子通商)

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-08461/

③ ②とPCをつなげるマイクロUSBケーブル(適当に長さを選んでください)

 

工作というほどのものではありません。はんだ付けを10数か所するだけです。

 

GPSユニット

Gps_unit

 

裏側にはUSBシリアル変換ユニット

上に乗っかっているちいさな基盤です。

Usb_sirial

PCのUSBに接続すると、青と赤のLEDが点灯し、

1分くらい経つと赤のLEDが1秒間隔で明滅を開始します。

この状態でGPSユニットがGPS衛星の捕捉を開始しています。

 

ソフトウエア(その1)

①のページにある秋月さんのソフトウエア Mini GPSの画面はこんな感じです。

COMポートの番号はデバイスマネージャで確認して選びます。

通信速度は規定値9600を選択してOpenを押して以下の画像が出れば通信成功です。

Mini_gps

ソフトウエア(その2)時刻合わせをしてくれるソフト

いろいろ試したのですが、ソフトウエアによっては誤差1秒レベルでしか合わせてくれないものもありました。

小数点以下秒で正確に合わせてくれそうなのが BktTimeSync

https://www.maniaradio.it/en/bkttimesync.html

です。

起動してCOMポートと通信速度9600を設定したら、

下の赤いSync Nowをクリック、Closeすると同期します。

 

ネット環境がなくとも正確な時刻合わせができるのがメリットです。

Bkttimesync

さて、私はなぜこんなことをしているのでしょうか?

2019年4月22日 (月)

USB3.0ケーブル

ZWO社の惑星イメージングカメラをASI224MCからASI385MCに交代して、

劇的な向上は特にありません。

若干、きめの細かさというか、すでに輝点が多かった224から比べれば

安定感のある385です。

 

それよりも関心したのが付属のUSB3.0ケーブルです。

フラットタイプでZWOの印字があるので、

テストを重ねてよりよいものを調達してオリジナルとしたのかもしれません。

Zwo_cable

実際に使用しても、

力学的なストレスが少なく、多少触れても撮像速度の変動がありません。

安定して仕様の最高速度が出ています。

 

接点といえば、昔からいろいろな分野で接触抵抗の軽減の効果が議論されてきました。

オーディオの世界では接点復活で音質が向上したとか、

私も経験するのが古い車の電装系の接点清浄で性能がもとに戻る、とかです。

 

おそらく皆さんが使用している撮像用ノートPCの接点も

同じようなトラブルの原因をかかえているかもしれません。

 

そんな時に結構役立つのが接点復活材、

その中で高価ですが定評のあるのがこれです。

 

Wakos_crd

ワコーズのものは高価ではありますが、信頼がおけます。

これで、いろいろな装置(オーディオや車や撮像カメラ)の接点抵抗トラブルが改善しました。

 

 

2019年2月 8日 (金)

昨日の夜露からの復旧

昨日朝の夜露でミラーがびしょびしょになってしまったので、

様子を見てみました。まずは主鏡。

Mirror1
ティッシュで拭った跡だらけです。いつものように洗剤で洗います。
Mirror2

ついでに斜鏡もチェックしてみます。
Mirror3

やはり拭き跡があります。
こちらは分解するのが面倒なので、
濡れたペーパーで優しく拭いておきましょう。
ちなみに今朝は晴れてはいるのですが極悪の気流状態で撮影は断念しました。

2019年2月 6日 (水)

電動フォーカサーの製作

昨年製作した電動フォーカサーの製作について、

月惑星研究会で発表してきましたので、
その際のファイルを置いておきます。

2018年3月28日 (水)

自作筒内気流ファンの効果

①筒先からかなりの風量を吸い込むので、筒全体およびオーバーランした風が主鏡も冷やしてくれるのか、温度差を速やかに減少できる。

②撮影時にファンを回したままにするか、オフにするかは微妙なところで、チェックしながら確認しています。その結果、温度差がまだあるときには明らかに回しっぱなしが良い。温度差がなくなった段階では微妙で回さない方がよいケースもありました。
ともあれ、温度差を放置した場合よりも、温度ならしの時間短縮ができることがわかりました。

2018年3月26日 (月)

筒内気流対策DIY

ニュートン式反射望遠鏡は筒先が開放しているので、観測前に長時間(1時間以上)放置しておけばそれほど筒内気流に悩まされることはないと思っていましたが、気温の温度勾配(下降率)が大きいと、鏡面との温度差がなかなか取れずに、弱い気流(鏡面からの上昇流)がなかなか収まらないこともありました。

そこで、日曜DIYでファンを設置してみました。
を鏡筒のカーブに合わせた木枠にはめ込み、
望遠鏡製作時(1991)に設置しておいた、メインテナンス用の扉に取り付けました。
定格12V のモーターなので、小型のDC電源(1.5~15V の8段階)に接続すれば
風量の調節が可能です。
心配した微振動もなく、快適です。
以前はメンテナンス用扉を開けて、扇風機で風を吹き込むこともありましたが、
今回は風の向きを外向きにしました。
筒先から風が吸い込まれることになるので、上昇流を抑えて鏡のすぐ上で排出するという目論見です。
Dsc_1134

2018年2月16日 (金)

今風の惑星観測のイメージ

学生時代、惑星観測は接眼鏡でじっと見入ってスケッチをるのが主流でした。

だって、写真(当然フィルム時代)では露出時間が秒単位なので、
その間の気流の乱れで、まず細かい模様が写りません。
眼で見て、気流の一瞬の隙間の高解像を目に焼き付けてスケッチする。
スケッチです。

今は超高感度のPCカメラによる高速キャプチャで動画撮影し、
それをソフトウェアで良像を位置合わせして合成してくれるフリーソフト。
さらに画像復元してくれるフリーソフトで高解像化するフリーソフト。
これらで、私はスケッチする気が失せました(^^;
実際に見てみましょう。
動画で撮影された1カットはこんな感じです。
ソフトは【Firecapture】
高感度といっても1コマはやはりザラザラです。
Stack_2

次にスッタク処理に移ります。
この例では3000フレーム中の良質な60%を合成します。ソフトは【Autostakkert!】
下図はその結果をRegistaxで表示したものです。
なめらかになりましたが、解像度はそれほどでもない感じです。

Wavelet_before_2

で、いよいよRegistaxのウェーブレット処理を
あれやこれやとパラメータを変えながらこんなもんだろう、
と処理したのが次の結果です。
Wavelet_after
この瞬間、撮影時の気流状態がよければ
眼では見えなかったような細かい画像が浮かび上がってきます。
この瞬間が私の今の「ダイゴミ」です。
(逆に全く細かいところが出てこなくてがっかりする瞬間でもあるのです)

あとは連続して撮影した動画を処理していきます。

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