望遠鏡

2018年3月28日 (水)

自作筒内気流ファンの効果

①筒先からかなりの風量を吸い込むので、筒全体およびオーバーランした風が主鏡も冷やしてくれるのか、温度差を速やかに減少できる。

②撮影時にファンを回したままにするか、オフにするかは微妙なところで、チェックしながら確認しています。その結果、温度差がまだあるときには明らかに回しっぱなしが良い。温度差がなくなった段階では微妙で回さない方がよいケースもありました。
ともあれ、温度差を放置した場合よりも、温度ならしの時間短縮ができることがわかりました。

2018年3月26日 (月)

筒内気流対策DIY

ニュートン式反射望遠鏡は筒先が開放しているので、観測前に長時間(1時間以上)放置しておけばそれほど筒内気流に悩まされることはないと思っていましたが、気温の温度勾配(下降率)が大きいと、鏡面との温度差がなかなか取れずに、弱い気流(鏡面からの上昇流)がなかなか収まらないこともありました。

そこで、日曜DIYでファンを設置してみました。
を鏡筒のカーブに合わせた木枠にはめ込み、
望遠鏡製作時(1991)に設置しておいた、メインテナンス用の扉に取り付けました。
定格12V のモーターなので、小型のDC電源(1.5~15V の8段階)に接続すれば
風量の調節が可能です。
心配した微振動もなく、快適です。
以前はメンテナンス用扉を開けて、扇風機で風を吹き込むこともありましたが、
今回は風の向きを外向きにしました。
筒先から風が吸い込まれることになるので、上昇流を抑えて鏡のすぐ上で排出するという目論見です。
Dsc_1134

2018年2月16日 (金)

今風の惑星観測のイメージ

学生時代、惑星観測は接眼鏡でじっと見入ってスケッチをるのが主流でした。

だって、写真(当然フィルム時代)では露出時間が秒単位なので、
その間の気流の乱れで、まず細かい模様が写りません。
眼で見て、気流の一瞬の隙間の高解像を目に焼き付けてスケッチする。
スケッチです。

今は超高感度のPCカメラによる高速キャプチャで動画撮影し、
それをソフトウェアで良像を位置合わせして合成してくれるフリーソフト。
さらに画像復元してくれるフリーソフトで高解像化するフリーソフト。
これらで、私はスケッチする気が失せました(^^;
実際に見てみましょう。
動画で撮影された1カットはこんな感じです。
ソフトは【Firecapture】
高感度といっても1コマはやはりザラザラです。
Stack_2

次にスッタク処理に移ります。
この例では3000フレーム中の良質な60%を合成します。ソフトは【Autostakkert!】
下図はその結果をRegistaxで表示したものです。
なめらかになりましたが、解像度はそれほどでもない感じです。

Wavelet_before_2

で、いよいよRegistaxのウェーブレット処理を
あれやこれやとパラメータを変えながらこんなもんだろう、
と処理したのが次の結果です。
Wavelet_after
この瞬間、撮影時の気流状態がよければ
眼では見えなかったような細かい画像が浮かび上がってきます。
この瞬間が私の今の「ダイゴミ」です。
(逆に全く細かいところが出てこなくてがっかりする瞬間でもあるのです)

あとは連続して撮影した動画を処理していきます。

2018年2月12日 (月)

瞬く木星_と_新調ファインダー

昨晩は寝る前に鏡筒をセッティングして今朝の木星撮影に備えました。

午前4時半ころ、雲間から木星が現れ、さて撮影するかと思いきや、
んん??

「肉眼で木星がまたたいて」 います。


視直径の大きな惑星は、普通、少々気流が悪い程度ではほとんどまたたきません。
で、怖いもの見たさで望遠鏡を覗いてみたら、
まさに川底の石を見ている状態、ガリレオ衛星も盛大に肥大していました。
ピントを外側(つまり地球大気にピントを合わせる)に外すと
激しい気流が実に鮮明に見えました。
さすがに撮影する気にはなりませんでしたが、
今思えば、これほどの悪いシーイングの動画を撮っておけば良かった!
・・・・・・・・・・
さて、30年近く使ってきた6倍30㎜ファインダーを
同じ高橋製作所の7倍50㎜に新調しました。
望遠鏡の周辺整備の一環です。
Dsc_1003
変更理由は、簡単にピント調節ができることです。
双眼鏡と同じようにアイピースを回転させることで
(いわゆる回転ヘリコイド)調節できるのが、とてもありがたい。
眼球のピント調節機能がほとんどなくなった今となっては、
眼鏡をかける・かけないによらず調節可能なのがベンリなのです。
Dsc_1002
もうひとつは、単なる十字線ではなく、ガラス基板に刻まれたパターンで、
しかも照明できるところも眼にやさしいところです。
Dsc_1004
ファインダーや照明装置そのものはずいぶん前に調達していたものですが、
金具の工作にようやく重い腰を上げました。
照明装置は古~いニコン製で、緑色のLEDで適度な明るさに調整可能な優れものです。

2018年2月 9日 (金)

2018惑星撮像システム

昨年11月に、永年愛用してきた望遠鏡の日周運動追尾モーター(高橋製作所PD-6XY)が壊れてしまい、モータードライブシステムの更新を余儀なくされました。

やむなく、汎用のモータードライブに載せ替えると共に、
電動フォーカサーも自作しました。
2018年現在の月惑星撮影システムを紹介します。

全景はこんな感じです。
Dsc_0985
望遠鏡そのものは、1990年に自作研磨した口径190㎜、焦点距離1,600㎜の主鏡を収めたニュートン式反射望遠鏡です。
鏡筒の素材は東大阪にあった日本特殊光機の部品を購入して組み上げました。
赤道儀は中古の高橋製作所製の160J型です。
1990年当時横浜にあったアトム横浜店という天体望遠鏡販売店で見て即買いしました。

基本的にこの28年間、望遠鏡は進歩していません(^^;
自分で磨いた鏡なので、愛着というかどこまで写るのかを試したいのかもしれません。
惑星撮像の場合は、絶対的に口径(回折限界)で解像力が決まるので、
より大口径を望むのが当たり前なのですが、
今の望遠鏡での限界を追求するのもありかなとも思います。
Dsc_0989
Dsc_0990
で、壊れたモータードライブは今でも古い赤道儀用のモーターを供給してくれているE-ZEUS2にしました。
高速パルスモーターは通常の導入でも純正モーターに比べて非常に早く快適です。
PCを接続すれば天体の自動導入も可能らしいのですが、私はいまだに利用していません。
赤経モーターを触ったときの微振動が気になるといえば気になりますが、
撮像には今のところ影響はないようです。

Dsc_0995
併せて、今回自作した電動フォーカサーです。
もともと剛性のある宇治天体精機製の接眼筒ですが、
電動フォーカサー導入で、PC画面を見ながらブレのないピント調節ができるようになりました。これは便利、もっと早く作ればよかった。
DCギアモーターに電池ボックスとスイッチ回路を接続しただけですが、
モーターを少し高級なものを選んだのでスマートに収まりました。
左に見えるアルミのつまみはクラッチになっていて、
緩めると手動でピント合わせができます。
この手の金属工作は現物合わせでちまちま旋盤で作っています。
Dsc_1000
惑星撮像システムはこれまでと変わらず、
右から、
①31.7mm アイピースアダプター
②5x Powermate (拡大光学系)
③ADC(大気による色分散打消しプリズム;ZWO製)
④カメラ(ZWO製ASI224MC)
となります。

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