基本構成はそれほど変わっていませんが、ちょこちょこと改良していますので紹介します。
①基本構成
望遠鏡:口径190㎜ 焦点距離1600㎜ ニュートン式反射(自作鏡 1990年)
架台:高橋製作所システム160赤道儀(J型)
どちらも 20 30年来の相棒です。
今はない大阪のNTK(日本特殊光機)の自作用パーツで組んだものです。
鏡筒はアルミ製なので意外に軽く、鏡筒だけを室内に保管して架台はカバーをかけています。
②カメラと拡大光学系
カメラ:ZWO ASI385MC カラーCMOSカメラ
拡大光学系:Nikon CFIUW10x(顕微鏡用アイピース)
今年の大きな変更点です。昨年まではテレビューのPowermate5xを用いていましたが、
古典的な正の光学系に切り替えました。いまのところ取得された画像の質が向上したのかは
分かりませんが、最良のシーイング下でどうなるかに期待しています。
T2(42mm P0.75mm)リングの長さで拡大率を変更可能なのがまずは利点です。
大気色分散補正プリズム:ZWO ADC
全長が長いのが欠点ですが、非常に軽いので接眼部への負担は少ないです。
接眼部への固定は強固なBaader ClikLock Eyepiece Clamp 1.25"
自作のフォーカサーをつけています。
③駆動系
モータードライブ:高橋製作所 PD-8 XY 高速で振動がないので具合が良いです。
④ファン
Panasonic ASFN10371 DCファンモータ □120×25t(ASFN1)
定格12vですが、DC可変電源サンハヤト実験用直流電源DK-911 1.5/3/3.3/5/6/9/12/15V
で風量を変えられます。結構強力で、基本は撮影中も弱めに回しています。
⑤PCと観測台
PC:Panasonic CF-SX3 ノートPCです。1TBのSSDと16GBのメモリに増強しています。
撮像から画像処理までこれ1台で賄っています。
低い脚立の上に園芸用のバットを結束バンドで取り付けて、
PC,モータードライブと自作電動フォーカサーのコントローラーを載せています。
とても安価(バットは300円以下)な観測机です。
⑥視界
電線と電信柱だらけです(泣)。
惑星がなるべくかからないところを探して望遠鏡を移動します。
年を追うごとに電線が増えているような気がします(怒)。